2013, May 19, , 05:56 PM - 一般
作ってはみたものの以来長らくほったらかしにしてあったブログ日記をまた始めて見よう。
野口悠紀雄の本で「ホームページにオフィスを作る (光文社新書)」というのが2001年に出ていて、なんと10年以上も経っているわけだが、この本の書評などを読んでみてまたこのブログに戻って再起しようというわけである。もう60才に近くなって世の中の事、しても仕方ないのに心配やらどうもついていけない気に食わないことが目につくようになってきたと感じるので、少しは仕事に役立つということも期待して日々の諸々を記録してみようと思い立ったのである。さて効果を期待できますか。
基本方針として、
・個人的な日記・記録を目的とする。
・インターネット経由で誰でも見ることができるので、人様に迷惑を掛ける事は
書くべきではないし、私および知人が誤解されないよう内容と表現を吟味し
なければならない事はもちろんである。
・基本的に仕事に関する電気に関係するテーマを扱う。
とする。
ところで、ブログってそもそも良く認識しないで今まで来てしまったが、普通のホームページは仕事でも作ってきてブログも結局同じようなものと気楽に考えてきた。しかし一体何が違うのかよく分からずにきたけれど、内容の更新や編集作業がブラウザ上でできてしまうって言うのが一番の違いなのかなと、やっと気づいたのだが・・・、全く自分はボケなすだなと思った次第。
まあ、上に書いた野口先生の本の題名を未だに目にしなかったら今ここでこの文章は書いていなかっただろうと思うと気まぐれほど怖いものはないと実感する。ああブログ様々。
そうなんだな、ネットとかITとかもっと電子回路なんとか、そういう方面を向いて50年近くも時間を消費してきたけれど、個人的にはどのくらい役立ったのかよく分からない。
そもそも特にIT関係の活動というのは人間になんらか進歩をもたらしたのか疑問だな。人間のそれまでのやり方を単純に画面の中で模倣するだけだったようなイメージがある。確かに非常な正確さで何桁もの所要時間の短縮が可能だが、結果としてどう人間の生活や考え方が向上したのか? 世の中の経済活動として、忙しく働いて成果はだしたけど、右のものを左に移動して、マイクロソフトが儲かってその関係者に利益が転がり込んだ程度の話なのではないか。もっとも皆で何もしないで寝ていたら食べてはいけなかったでしょうけれども。
30年くらい前だったか、仕事場でマウスというものを製品に組み込むプロジェクトやら、文字ではなく、ウインドウというものをコンピュータで扱うようにする、なんて事をはじめていた。その前にはそういうものは使っていなかったけれど、それより前に月に人間が行って帰ることはできていた。
ちょっと話がずれてきてしまったけれど、ネットやPCの利用を考えたとき、どういう使い方をするとこんなにいい面がある、というような考え方、捕らえ方をしたい。ネットが普及し始めたあの頃と今を比べると、回線速度は110ビット/秒だった回線が今は30メガビット/秒だったり、PCのメモリ容量が64キロバイトだったのが8ギガバイトになってるんだけど、それほどの性能の差が現実の進歩に反映できてるのか、難しい問題なんだな。
時代の傾向にスッポリはまって最先端を、というのはこちら存在意義が薄いのでそういう観点で書けることを理想として日々の作業結果を記録してゆきたいと思う。
ちょっとこういう書き方は今回だけにしてこれからは、事実と説明に留めたい。
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2007, December 19, , 12:45 AM - Report
今年6月、学校の学生寮に無線LANを導入してほしいという依頼がありました。
寮は民間アパート7階建ての5階と7階の各フロアを占有して合計20室と各フロアに食堂が1室ずつあります。7階の管理室にルーターを設置して、そこから各階の共同利用の勉強室に置いてあるハブへ有線でつないであります。
学生はそれまで共同利用の勉強室常設のデスクトップPCを利用したり、自分のノートPCを持ち込んでネット接続するという利用形態を守っていましたが、自室からいつでも利用したいという積極的?な学生が中にいて、管理人に見つからないように窓の外にケーブルを這わせてちゃっかり自分の部屋からネットにつなぐという事件が起きたそうです。そこで学校は無線LANを導入して便宜をはかるということになったのです。
無線LANが希望でしたので各フロアの勉強室に2.4GHzの無線LANのアクセスポイント(IEEE802.11g/b)を1台ずつ設置する案と、電波が届かないことを予想して途中に無線LAN中継機を置く方法を提案しました。また、無線ではなくPLC(高速電力線通信)アダプタを使う構成も提案しました。
そもそも寮の構造は鉄筋コンクリートで、各フロアの勉強室はフロアの西側端で、真ん中に廊下があり両脇に個室が並ぶという配置になります(図1)。
無線LANアクセスポイントに高利得で、指向性のあるアンテナを組み合わせればぎりぎり、最も遠い個室まで勉強室から電波は届きそうだと予測しました。鉄筋コンクリートであっても意外と電波は届くものです。例えば廊下を隔てた向かい合う部屋同士でも通信できます。ただし壁の中の鉄筋の構造にもよりますが。通信状態は100%快適は望めないのは当然ですが一応接続できるレベルであっても部分的であればOKということで進めました。
また、PLCアダプタを各部屋に1台ずつ設置するのは金額的に無線LANの2倍程度の負担になる見積だったため、これは予算的に無理ということでしたのでテストも行わずこの案は却下されました。
設置は2段階に分けて、最初は中継機なしで導入して、接続不可の領域が出た場合は中継機を入れるという方針です。
6月13日設置、導入した結果、7階は勉強室ではなく管理人室のルーター横に無線LANアクセスポイントを置くだけでフロアをカバーできました。ところが5階は廊下から見える勉強室の壁にアクセスポイントを設置しても全室カバーはできませんでした。廊下の中間くらいまでが限界でした。
取り合えずこの構成で利用してもらって、後日中継機を設置することになりました。この追加は8月に行うことになります。
今回の使用機材は以下のようになります。
< 機器リスト >
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